貧血にご注意

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2015年08月号

貧血貧血とは、医学的には血液がうすくなった状態(血色素:ヘモグロビンが低下した状態)で、赤血球が体に必要な酸素を運ぶのが不十分な病態です。立ちくらみ、めまいなどの症状が、よく貧血と表現されることがありますが、低血圧や起立性低血圧(脳貧血と表現されることも)などの状態を混同して言われている場合も多いようです。

貧血の症状は、顔色不良、めまい、動悸、全身倦怠感などで、血液検査で診断されます。舌炎、口内炎、口角炎、爪のスプーン状の変化、氷が食べたくなるとういう症状(氷食症)も貧血と関係がある場合があります。

最も多いのは、鉄欠乏性貧血で、月経による出血がある女性に多い貧血です。痔からの出血、胃腸の病気による出血が原因のこともあります。検診などで、貧血が指摘された場合は、必ず原因となる出血や疾患がないか検査しておくことが必要です。また、胃の手術をしていると貧血が起こりやすくなります。赤血球の合成に必要な鉄やビタミンB12の吸収が悪くなるからです。

服用中の薬が貧血に関係していることもあります。近年、動脈硬化性疾患の予防のため(血管の閉塞予防のため)、いわゆる血液をサラサラにする薬(ワーファリン、アスピリン、新規経口抗凝固薬など)を服用している方が増えていますが、その副作用として、出血症状(鼻出血、消化管出血など)が生じ、知らず知らずの間に貧血となっていることがあるのです。このような薬を服用している方は、日ごろから採血時の止血をしっかりする、各種検査、処置時に必ず薬剤のことを申し出る、出血症状があれば放置せず主治医に相談することなどが重要です。

貧血(赤血球の異常)以外に白血球や血小板の異常も同時に存在するときは、血液疾患(骨髄の病気)の可能性があります、専門医の受診が勧められます。


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