シックデイ(糖尿病患者様に気をつけてほしいこと②)

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2015年06月号

病気のおじさんシックデイとは体調の悪い日という意味ですが、糖尿病治療中の方が体調不良のときを表す言葉として使われています。

多いのは、風邪、インフルエンザで発熱した時とか、嘔吐、下痢を起こした時などです。
シックデイでは、体調不良で食事が取れなくなり、普段より血糖が低下したり、逆に病気のストレスで、血糖が上がったりする場合があり、脱水状態にもなりやすくなります。
シックデイを契機とし、糖尿病が悪化、ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群などの重篤な状態となることもあるので注意が必要です。

体調が悪いときの対応としては、食欲がなくても、おかゆ、うどん、低カロリーのスポーツドリンクなどで水分と栄養を補給し、絶食を避けるようにします。
自己血糖を測定している人は、血糖をチェックしてみると良いでしょう。

体調不良が1日以上続いたら、主治医を受診し、併発している原因疾患の治療を行い、早く体調を元にもどすことが重要です。
そのときに、血糖の状態もチェックしてもらい、糖尿病の薬とインスリン量の調節をしてもらってください。点滴などが必要なこともあります。

糖尿病の薬は、食事摂取の状態、合併疾患の状態から、減量、中止した方が良い場合があります。
インスリン治療中の人は、食事が取れない場合でも、ケトアシドーシスの防止のため、全く中止せず、減量しても打ち続ける方が良い場合が多いようです。
決して自己判断でインスリン注射を中断してはいけません。脱水症と低血糖に注意が必要です。

いずれの場合も、早めに主治医に相談されるのが良いでしょう。


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