めまいを感じたら

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2016年06月号

sick_memaiめまいは中高年の方に大変多い病気、症状です。
ある日突然、目がまわり、気分不良となり、嘔吐し、動けなくなる、大変つらい状態にもなります。

めまいには大きく分けて、耳(内耳、前庭神経)の障害によっておこる末梢性めまいと脳の障害で起こる中枢性めまいがあります。症状で分けると、グルグル回る回転性のめまい、フラフラする浮動性のめまい、目の前が暗くなる失神性のめまいという3つのタイプがあります。

回転性のめまいは末梢性(耳の疾患)が多く、浮動性のめまいは中枢性(脳の疾患)が多いといわれていますが、例外もあります。失神性のものは、低血圧、貧血、不整脈等の原因が考えられます。

めまいを感じたら、まず、かかりつけの内科で診察を受けるのが良いでしょう。
最も怖いのは、脳出血や脳梗塞が原因のめまいですが、手足の麻痺がある、うまくしゃべれない、立てない、歩けない、感覚がおかしいなどの神経症状を伴う場合は、緊急で脳の検査が必要です。

脳検査で大きな異常のない方のフラフラ感は、脳の血液循環がやや悪くなっているのが原因と思われますが、内服中の血圧の薬が効きすぎて、低血圧となっている場合などもありますので、主治医に相談が必要でしょう。

急激に起こるめまい発作で最も多いのは、良性発作性頭位めまい症で、サッカーの澤穂希さんが診断されて、有名になった疾患です。内耳にある耳石がはがれ、三半規管に入り込むことで発症します。この疾患は経過が良好ですが、めまい発作が長く続くとか、難聴や耳鳴りを伴う時などは、メニエール病や前庭神経炎などの病気の可能性があり、耳鼻科での精密検査が必要です。

東日本大震災後には、地震酔いと呼ばれるいつも揺れているようなめまい感を訴える方が増えてきました。これは、精神的なストレスによるものと考えられます。今回の熊本地震でも同様のことがあるようです。改めて、被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。


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