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ポコさんの健康クラブ

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低血糖(糖尿病患者様に気をつけてほしいこと①)

2015年04月01日

cyusya糖尿病の治療は血糖値を下げて、合併症を予防することを目指していますが、低ければよいというものではありません。
血糖を下げる薬やインスリンを使っていると、体に必要なレベルより血糖値が下がってしまうことがあり、これを低血糖といい、血糖値が70mg/dl以下が該当します。

症状は、発汗、不安感、動悸、手の振るえ、顔面蒼白などで 頭痛、空腹感、眼のかすみ、生あくびなども見られます。血糖値が50mg/dl以下に下がる強い低血糖では、意識レベルの低下、昏睡、けいれんなどが起こり、認知症と間違うような異常行動がみられることもあります。[続きを読む]


脳卒中を予防しよう

2015年02月02日

nosocchu脳卒中とは脳出血、脳梗塞、くも膜下出血などをいい、生命に危険があるばかりではなく、良くなっても半身麻痺などの重篤な後遺症を残すことがある疾患です。脳卒中は現在死亡原因の第4位ですが、寝たきりで介護が必要な方の原因としては第1位で、約30%前後を占めています。

私達は、高齢になっても自立して生きて行きたいと思いますが、その意味でも脳卒中は最も予防したい疾患です。

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適正な摂取カロリーと栄養バランスとは?

2014年12月01日

食品交換表を利用しましょう。

gohan 糖尿病の食事療法を効果的に進めるために食品交換表を利用しましょう。

日本糖尿病学会から発売されていて、書店で購入できます。(図1)
食品を6つの栄養素、6つの表(表1炭水化物、表2果物、表3蛋白質、表4乳製品、表5脂質、表6野菜等)に分け、それぞれの1単位80kcalの量がわかりやすく示されています(図2)


まず、1日の総エネルギー(単位)を決め、バランスよく、各表から摂取します。必要なカロリーは標準体重×30kcal程度です。
重労働の人は×35kcal 軽労作の人、減量目的の人は×25kcalで設定します。栄養素の内訳では、炭水化物で50~60%、蛋白質で20%弱、脂肪で20%強を摂取します。

本の中に、どのような食品からどれだけ食べればよいかが示されています。
例として以下のデータを参照してみてください。[続きを読む]


すべての人のための健康長寿食とは? それが糖尿病食です。

2014年10月17日

syokuji_woman近年、過食、運動不足などを背景に糖尿病の方が増え続けております。

そのため、糖尿病の治療において、生活習慣の改善、中でも食事療法が最も重要であります。しかしながら、長年の嗜好、習慣を変えるのは難しく、なかなかうまくできてない方が多いのが現実です。

そこで、まず知っていただきたいのは、糖尿病の食事療法は特別なものではなく、糖尿病でないすべての人にとっても、健康に良い食事であるという点です。

もちろん、特に食べてはいけないものがあるわけでもありません。


糖尿病または耐糖能異常(境界型)などと診断されましたら、これまでの食生活を見直し、問題点がある場合は、その是正をします。

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健康な人とは?正常値とは?

2014年06月03日

元気健康な人とは、どのような人を指すのでしょうか?

“お隣のご主人、今朝急に倒れて、救急車で運ばれたらしいわよ。昨日まで、とても元気だったのにね。”

このような会話を聞いたことがあるかもしれません。
では、この人は昨日までは健康で、今日突然、病気になったのでしょうか?

血圧が高いのを気づかず、放置していた可能性はないでしょうか?

健康な人を定義することは、実は難しいのです。[続きを読む]


パラダイムシフト!悪いことが良いことになる

2014年03月01日

body_shinzou医学の世界では、今まで、悪い、だめと言われていたことが、良いことになる、すなわち常識が覆ったことが多くあります。

たとえば、β―ブロッカーというお薬ですが、交感神経を抑制し、心拍数、血圧を低下させ、心臓の機能を落とします。このため、不整脈、高血圧などには使用されてきましたが、心臓の弱った状態(心不全)には使用禁忌でした。

確かに通常量を使用すると心不全状態は悪化するのですが、注意深く、少量からはじめて、少しずつ増量していく方法で、心臓の機能が回復することが1975年に報告されました。まじめな医学生、研修医だった私は、βーブロッカーは心不全に投与してはいけない薬だと、ずっと信じてきましたが・・・

エーッそうなんですか?

と衝撃をうけました。

1996年には大規模試験にて、長期的に生命予後も改善することが証明され、現在では心不全の重要なお薬のひとつとなっています。まさに、心不全治療でのβ―ブロッカーの評価は、180度変わったことになります。[続きを読む]


インフルエンザ予防接種は?今でしょ!

2013年12月10日

インフルエンザにご注意!2013年は『今でしょ!』が流行りましたが、今流行っているのは、インフルエンザかもしれません。

そこで、インフルエンザ予防のワクチンについて書いてみます。現在のワクチンの発症予防効果は、50~90%といわれております(対象年齢、流行ウイルスとワクチン株が一致したかどうか等で効果に差があります)。

予防できないこともあるということで、少しがっかりされる方もあるかもしれません。

でも、ワクチンには間接的な防御効果もあることが認められているんです。つまり、元気な人がワクチン接種を受けて、インフルエンザの発症を予防すると、まわりの弱い人(幼児や高齢者など)に感染させることが少なくなり、インフルエンザによる死亡率が下がることがわかったのです。[続きを読む]


続いて、じゃあどうやって減塩を実行?

2013年11月01日

ketsuatsu高血圧予防と治療には、生活習慣の改善が重要であり、減塩はその第一であります(まず、1日10g未満を目標にしましょう)。

しかし、人類は塩が大好きで、その魅力が故、減塩が困難な現状です。

具体的には、どのように減塩を実行すればよいのでしょうか。

以下のようなコツが言われています。実行可能なものがあると思います。やってみて下さい。

  1. 食材の持ち味で薄味の調理を/減塩の調味料を使う
  2. コショウ、七味、生姜、柑橘類の酸味を組み合わせる 
  3. 味噌汁は具だくさんとする(同じ味付けでも減塩できる)
  4. 外食や加工食品を控える(見えない食塩が隠れている)
  5. 食卓で、むやみに調味料を使わない(味付けを確かめてから使う)
  6. 麺類の汁は残す(汁に塩分が多い)/漬物は控える

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血圧とナトリウム(塩分)

2013年09月04日

塩分イラスト昔、子供の時に、祖父に最も好きな食べ物は何?と聞いたことがあります。

祖父は、迷わず、それは塩だよと答え、チョコレートとかカレーライスとかいう答えを期待していた私は、大変びっくりしたのを覚えています。

今、塩は私たちの生活になくてはならないものですが、塩分(ナトリウム)と血圧の関係は、よく知られていて、塩分の取りすぎが高血圧の最大の原因といわれています。

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心拍の不思議な変動 1/fゆらぎ

2013年07月01日

kaeru_s心地よい、やすらぎとリラクゼーションをもたらすという1/f(エフブンノイチ)ゆらぎという言葉を聞いたことがあるかと思います。

ゆらぎとは、密度や力が時間とともに平均値から微妙に変化することをいい、このゆらぎが周波数fに反比例して起こっているものを言います。

1/fゆらぎは不思議にも人体、生命を含めて多く認められ、自然界の普遍的な現象のようです。その代表は、私たちの心臓の拍動であり、それは機械のごとく全く規則的に打っているのではなく、速くなったり、遅くなったり、微妙にゆらいでいます。赤ちゃんがお母さんの胸に抱かれて気持ちよく寝てしまうのは、この1/fゆらぎを持つ心拍を聞いているからのようです。
1/fゆらぎは人間が関係しているものにたくさん見られ、たとえば高速道路の車の走り方も決して均等間隔で走っているのではなく、固まって走ったり、まばらに走ったりしており、その密度は1/fになるそうです。[続きを読む]



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